てぬぐいを持って、てぬぐいをめぐる小さな旅「てぬぐいトラベル2012」 | 東京ウェッサイ

今回のゲストは、あきる野市の株式会社 木舎(ぼくしゃ)の佐藤マコトさん。

木舎はもともと、工業デザインやプロダクトデザインの事務所だったのですが、10年ほど前から地方の伝統産業や、地元五日市の商店街活性化プロジェクトなどの事業に関わるようになりました。その頃から萩原さんと知り合い、展示会などでサポートしていただいたり、いろんなイベントに誘っていただいたりしています。

現在は地元あきる野の木材:多摩産材(主にスギやヒノキ)をもっと使ってもらおうと「東京の木を東京で使う」というコンセプトのもとで家具やインテリア、プロダクトのデザインをしています。(木のおもちゃなども試作中です)

てぬコレとの関わりは、もともと地元の五日市の商店街活性化プロジェクト(ヨルイチ)のプロデュースをしていたことから栗原呉服店の安藤さんと知り合い、「呉服屋をどうにかしたい」という話から「きれ屋」を立ち上げてカフェスペースをデザインしたり、オリジナルのてぬぐいをつくったりしていたところに、萩原さんを連れて行ったところ、話がトントン拍子に進んでっちゃったという感じです。

僕の地元である五日市(あきる野市)は、中央線から青梅線、五日市線と枝の枝という感じで、山あり川ありの田舎なんですが、そこで脈々と続く商店街やら林業やら製造業やらと様々な人たちが仕事をしています。不景気でお客さんが減ってしまったり海外製品に需要を奪われちゃったり、いろんな問題を抱えながらも、何かしなきゃと頑張ってるひとがたくさんいます。

そんな商店や中小企業と一緒になって何かを「考える」仕事が僕のデザインの仕事だと考えています。

「てぬぐいトラベル2012」
2012年7月25日(水)~8月19日(日)

てぬぐいを持って、てぬぐいをめぐる小さな旅「てぬぐいトラベル(てぬトラ)」。今夏は、原宿、西荻、国立、武蔵五日市の4カ所で開催します。

コンパクトに持ち運べて、様々な用途に使えて、乾きも早いてぬぐいは、もはや旅には欠かせないアイテムになりました。
そんな てぬぐいの魅力を多くの人と共有したいと思います。

ガイド役は、スタジオMMM(宮内賢治さん、三星安澄さん、丸山晶崇さん)と佐藤マコトさんの4人。てぬトラのために、新作のてぬぐいをデザインしてくれました。

どれもその街をイメージし、その場所でしか買えない「まちのてぬぐい」です。その他にも各店ならではのてぬぐいの品揃えと、おもてなしで、みなさんのお越しをおまちしています。

●「てぬぐいを身につける」 西荻紙店
てぬぐいを身につける方法をみんなで考える機会にします。ねじり鉢巻、ほっかむり、スーツケースに巻き付けてなど、それぞれの柄とその人の使い方が見えてくると面白いですね。

主催:てぬコレ/てぬトラ実行委員会
共催:原宿アシストオン
西荻紙店
国立本店
きれ屋

*佐藤マコトさんより
実はまだよくわかってない部分もあるんですが、今回のデザインテーマが「てぬぐいトラベル」とのことで、萩原さんから電話がきて「五日市でてぬぐいをデザインしてね」と言われ、最初はちょっと頭を抱えちゃいました(笑)

地元なのでいろいろネタはあるんだけど、何がひろく一般的に受け入れられるんだろう?と。で、やっぱりベタだけど五日市を流れる「秋川」をモチーフに、川とか水とか、多摩川に合流して東京湾まで流れていくのも「トラベル」だな〜と考えてデザインしています。(他の3人のはまだ見てないのでわかりませんが・・・)

佐藤マコト

佐藤マコト Sato Makoto

1972年生まれ
株式会社 木舎(ぼくしゃ)次期(!?)代表
育英高専(現サレジオ高専)工業デザイン学科を卒業後、都内デザイン事務所を経て父親の会社である木舎に入社。
プロダクトデザインをはじめ、家具、インテリアデザイン、事業プロデュースに関わることを仕事にする。
現在は住宅や店舗の内装デザインをはじめ、オリジナルの木のおもちゃや、地元の木工業者と組んで「あきがわ木工連」プロジェクトをプロデュース中です。

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2022/01/13 16:16