地域とつながるデザイン。 | 東京ウェッサイ

国立に育ち、現在は、下高井戸に住み事務所は新宿にある建築家の寺田尚樹さん。中央線デザイン倶楽部は、立ち上げメンバーでもあり、国立本店のインテリアのベースをつくりました。最近では、立川にある印刷会社とのプロジェクト「かみの工作所」のヒット商品を生み出したり、立川の商業ビルで話題になったりと、中央線を行ったり来たりしながら、地域とつながる着実な仕事ぶりが注目されています。

世界で活躍する寺田さんが考える「中央線デザイン倶楽部の愉しみ方」とは何でしょうか。ニューヨークからもどったばかりの寺田さんに、その秘訣を聞いてみたいと思います。また、現在、銀座ハンズで開催している「紙の歩行者天国展」についての愉しみ方も紹介します。

ゲスト 寺田尚樹さん


「紙の歩行者天国展」



「かみの工作所」は、いろんなデザイナーとともに、紙を加工してできる道具の可能性を追求しています。その道具の多くは、買った人が手を加えて完成するもの。
自分の手で組み立てる喜びを感じてもらいたいと考えています。

今回のメイン展示では、そんな紙の道具の中から、建築家の寺田尚樹さんの1/100添景セットを使って、みんなといっしょに銀座の「歩行者天国」をつくりたいと思います。もちろん、これまで3年間かけて商品化した紙の道具も勢揃い。ぜひ、この機会に、手にとって、その紙の感触を試してもらえるとうれしいです。

参加デザイナー:EDU、大治将典、オオノ・マユミ、折形デザイン研究所、梶本博司、寺田尚樹、DRILL DESIGN、passkey design、三浦秀彦、三星安澄、ミリメーター

日時:2010年2月2日(火)~2月28日(日) 
11:00~21:00 (最終日17:00)

会場:東急ハンズ銀座店 
東京都中央区銀座2−2−14 マロニエゲート 7Fインスピレーション
http://ginza.tokyu-hands.co.jp/

○新作「1/100建築模型用添景グリーティングカード」全5種類を、「紙の歩行者天国展」期間中に限り、東急ハンズ銀座店にて先行販売をいたします。

○寺田尚樹氏による「ワークショップ/実演販売」を下記日程で行います。(参加費は無料、お申し込みの必要はありません。)2/27(土)14:00~16:00

主催:かみの工作所
協力:東急ハンズ銀座店
企画:萩原 修
マネージメント:山田明良
グラフィックデザイン:三星安澄
会場構成:寺田尚樹

寺田 尚樹

寺田 尚樹 Naoki Terada
テラダデザイン一級建築士事務所 主幹

1967年生まれ。国立育ち。国立音楽大学付属幼稚園・小学校を経て、89年、明治大学工学部建築学科卒業後、94年、英国建築家協会建築学校(AAスクール)を修了。帰国後、テラダデザイン一級建築士事務所を立ち上げ、建築、インテリアはもとより家具や時計、傘立てなどのプロダクトデザインも手がける一方、料理も有名。「建築やめてレストランやれば?」とそそのかされることもしばしば。またプラモデル作りにも造詣が深く、その知識がフィードバックされた近作「1/100建築模型用添景セット」が話題になり、2011年「テラダモケイ」設立。
www.teradadesign.com
www.teradamokei.jp

Good Comment Award Nominate

中央線単位で、そこで独特の文化が生まれ、その文化を楽しむ人が集まってくるのが程よいスケールなのではないか、と。

野菜にも言われているけれど、デザインも地産地消がいいんじゃないかな、と。