本のしごと研究室について | 東京ウェッサイ

「本のしごと研究室」は、編集、執筆、エディトリアルデザイン、本を読む、印刷、製本、出版、活版、写真、文字、イラスト、雑誌、フリーペーパー、絵本、地図、図書館、本屋、本のまち、などなどをテーマに、興味の向くままに、本にまつわる様々な仕事について、様々な立場の人と話し合い考える場です。

国立本店を拠点として、2009年にスタートしました。現在、「本のしごと研究室」のメンバーは20名。デザイナーや編集者、学生など、本の仕事に興味のある人が参加しています。

昨年は、隔週土曜日にゲストを招き、全20回のトークを行ないました。ゲストは、グラフィックデザイナーや編集者、イラストレーター、詩人、ブックコーディネーターなど、本にまつわる仕事をしている人たちですが、ひとつの肩書きには収まりきれないような、ボーダレスな活動をしている人が多かったように思います。2年目となる2010年は、4週に1度、全12回のトークを予定しています。

国立本店は小さなスペースなので、トークの参加募集人数は10名程度です。その分、ゲストと参加者の距離は近く、かなりアットホームな雰囲気です。トークの後には給食(?)の時間があり、ゲストを囲んで食事をしながら交流を深めています。一方的なトークではなく、ゲストと参加者、また参加者同士の顔の見える交流が持てることが、魅力だと思います。ここからまた何かつながったり、広がったりしていくといいなと思います。

今後の活動としては、引き続き、ゲストを招いてのトークを行ないながら、「本のしごと研究室」で本や冊子、フリーペーパーなどを作ったり、書店の棚をディレクションしたり…といったことをしたいと考えています。

ゲスト 芳賀八恵


「第21回 本のしごと・トーク/本をデザインする・葉田いづみ」

2年目に突入した、本のしごと・トーク。第21回のゲストは、第3回にも登場したグラフィックデザイナーの葉田いづみさんです。書籍の装丁を多く手がける葉田さんに、今回はさらに細部まで突っ込んで、エディトリアルデザインの仕事について詳しく話をききます。知っているようで知らない、本のデザインのこと。現在、国立本店で開催中の展示「in blank」では、葉田さんの今までの仕事を見ることができます。実際に本を見ながら、本をデザインすることとはどういうことなのか、改めて考えてみたいと思います。

葉田いづみ プロフィール

グラフィックデザイナー。静岡県静岡市出身。立教大学文学部卒業後、かねてから興味を持っていた、本に関わる仕事につきたいと思いデザイナーへの転職を決める。広告系、エディトリアル系、2つの事務所に勤務後、2005年に独立。主に書籍の装丁を手がける。目標は、デザインしているように見えない、何気ないデザイン。これまでにデザインした本…『はなのほん』かわしまよう子、『日々が大切』大橋歩、『渡辺有子のしあわせな食卓』、『乙女の京都』甲斐みのり、『住みこみ』戸田晃、『ダカフェ日記』森友治、『マスキングテープの本』など。

http://www.ne.jp/asahi/mame/niwa/

●日時  2010年2月6日(土) 18時~20時
●会場  国立本店
      東京都国立市中1-7-62  042-575-9428
      http://honten.chub.jp/
●定員  10名 申し込み先着順
●参加費 2000円(当日支払い)
      簡単な食べ物と飲み物も用意しています。
●主催・企画・運営   本のしごと研究室

●申し込み方法
1、トーク名
2、参加者氏名
3、携帯電話番号
4、メールアドレス
5、仕事内容     
を明記して、 国立本店「本のしごと研究室」係(担当/ 古橋英枝・川島睦美)honten@chub.jpまでメールでお申し込みください。

芳賀 八恵

芳賀八恵 Yae Haga
出版者・絵本作家・デザイナー

1975年福岡県生まれ。三鷹市在住。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。2000年より個人出版社8plusを主宰し、絵本を中心とした出版物の刊行を行なう傍ら、オリジナル雑貨も制作。小さなレーベルならではのこだわりを持った本づくりを目指している。8plusの絵本は、フランス、スペイン、ドイツ、オーストラリアなどでも販売されている。フランス版が出版された絵本に『THE NIGHT BOOK』がある。

Good Comment Award Nominate

「絵本はブルースだ。自分で自分のブルースを歌わないと、小手先のものになって、いいものは出来ない」(絵本作家のはたこうしろうさん)

普段会わない人が「本のしごとトーク」をキッカケに偶然に繋がっていくといいな。

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2022/01/13 18:29